将来何になるかを考えて勉強しなさいと言われてきた気がする。
就職するなら理系と言われ、理系ならどれだと選んで建築に入ってきた。
建築家になるから、資格といい就職先を目指したいと思ってきたけども。
四年間学んできて、そういう考え方がなんか違うんじゃないかと思い始めてる。大学入学で終わったはずなのに、なんで受験戦争まがいのことを今更せねばならないのか。
機能主義、合理化主義、て言葉で言い表していいものか、そういう勤勉イコール出世街道的考え方に最近苛ついている。
両親の老後に合わせて、丹波のニュータウンに新築を建てるって事になってて、どうせ建築なら一緒に考えていきませんかということになってて、これから首を突っ込ませていただけるんですけども。
どうせ丹波なら、完璧な木の家が良い。機械で操作するよりも天然パッシブ住宅がいい。
だがしかし悲しいことに設備系の話はからっきしだから、これがエコ住宅ですよと住宅メーカーに言われてもぱっとしない。
施主と設計士が一対一のオーダーメイド住宅であったとしても、量産型建築のにおいが拭い切れないのはなんでなのか。そういうエコ住宅っていうパッケージのせいなんじゃないのか。
施主の言うことにもイラッときてて、逆に言えば施主がいいって言ってるからもういいやって割り切りたい気にはなっている。つまり考えるのもうめんどくさい。
と言うわけで、鉄骨で冷暖房要らない家全体が空調になってるタイプの家、になりそうなんですけど、そうすると予算が、ね。
すべての壁は予算なんです。子供が私立で院にまで進学したせいで足を引っ張っているというのに(他人事!)、これからお金がどばっと出てくるまでにどれだけ貯蓄できるかとか、年金どれくらいもらえるんとか、そういう話もあるのに。
お金の話で施主の中で意見が割れてる時点で、とっても雲行きが怪しいんです。この話。
俺だって海外行きたいし、さあ。
高くてもいい家、を家族で頑張ってひねりだすか、安くてちょっとアレな家をつくるか、ってとても大事だと思うんだけど、その違いを四年間で学んできた気がするんだけど、施主を説得できるだけの知識がまだなくて悔しい。
住宅メーカーが出してくるエコパックに勝てるわけがないじゃない。だからさっさと勉強して、エコパックの合理不合理を自分の目で見極められないといけない。
このまんまだと、何が良いのか悪いのか、分からなくなってくる。実際に建ったモノを視て、ほんとうにこれでよかったのかともやもやしてしまう。
ログハウスにかなり憧れてて、木シートじゃなくて本当の木に触れたいんです。
外壁はまあいいや。せめて床!
はたして丹波の間伐材を使うのと、既製品を使うのとではどれほど違うのか。どれほどの安価で使わせて貰えるのか。甘いかなーどうなんかなーと。
空間処理でなんとかなんとかできるのか。ただの箱形からの脱却と、間取りを弄ったらなんとかなる気がする。まだ建てるまで時間があるから、まだ考えなくていいやとぼんやりしてるんだけども、頑張って設計図引いてくるお兄さんを視てると、ちょっと、危機感が。
どないしよう(^m^)
合宿のpptとしおりも残ってる。どないしよう…
でいう感じの3月です。
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